夢を食べて生きてきた。『夢喰い探偵―宇都宮アイリの帰還―(1)』(義元ゆういち)

 

「夢を食べて生きてきた」なんて書くとちょっとしたモンスターの話のように思えてしまうんだけど、そんなことはない。真っ直ぐな、不器用な1人の女の子のお話。

国谷一力(くにやいちりき)という本好きの男の子の子供の頃のおぼろげな記憶で初恋らしき記憶がある。アイリという女の子と探偵になる約束をしていた。病院で治療をしていることもあって元気づけるためでもあったかもしれないけど、約束は約束。そんな約束を果たすために高校生になったアイリは同じくミステリー好きのまま高校生になった一力の前に現れる。

ヒーローに変身したりとか魔法使いとかには絶対なれないけどさ。”名探偵”ならギリギリなれるような気がするよな

一力が子供の頃にアイリに言ったセリフらしいけどいいですなぁ。子供の頃に名探偵コナンや金田一少年の事件簿にハマって今でもミステリーが大好きな自分もそんなことを思っていたのかもしれない。

一力との約束を夢として生きてきたアイリと一力の謎解きが始まってく。お互いベタ惚れって感じじゃなくて一力がアイリに引っ張られている感じがいいですよ。

まずは身近な事件がたくさん。校長先生の盆栽が壊されてしまったり、御神木と呼ばれる学校の木の秘密だったり、ミステリー小説に”ハンニン”と書き込まれていた事件だったり。

【手に入れたきっかけ】

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【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。