死体は死者の最期のメッセージを伝える。それは死者からの最後の語りかけ。
2004年には5000体に対して行われた司法解剖。それを行うのが監察医と呼ばれるお仕事。言葉は悪いかもしれないが、死体を切り刻んで分析を行う。その人がなんで死んだのかを解き明かす大切なお仕事。
死因だけではなく、死んだ理由、死ぬ瞬間のその人の思いが死体からは浮かび上がってくる。だからこそ、死体は最期のメッセージを伝える。
母親を阪神・淡路大震災の時にクラッシュシンドロームで亡くした監察医の朝顔の日々。今は刑事の父と二人暮らし。事件性のある死体がいくつか出てきて、死体からのメッセージを残された人に伝える。
刑事の父がいるからこそ、パトリシア・コーンウェルの作品のように死体から事件の真相を解き明かし、犯人逮捕のきっかけとなるようなことをすることもあれば、自殺した人が死ぬ間際に伝えたかったことを残された人に伝えることもする。監察医の様々な側面を知ることが出来るマンガ。
阪神・淡路大震災の際に母親を亡くした朝顔に後の師匠となる先生が語りかけた言葉が印象的。
人を亡くした哀しみを癒すにはその人の事をとことん考えるか、とことん仕事や勉強をすることのどちらか。どちらをやるのかを決めるのは自分自身ではなく、亡くなった人。
もし、大切な人を亡くした時に自分はどっちをやるべきなんだろう。
仕事かと思ったけど、多分、亡くした人によるんだろう。
【キーワード】
司法解剖
2004年・5000体
検視官
糖尿病予備軍
ここは地獄だ
クラッシュシンドローム
阪神・淡路大震災
【引用】
あなたは死んだお父さんをもう一度死なせるつもりなんですか?
哀しみを癒すにはふたつの方法があります。亡くなられた方のことだけを朝から晩までヘトヘトになるまで考えること。もうひとつは仕事や勉強を朝から晩までして亡くなられた方のことは一切考えないこと。ただし、選択するのはあなたではありません。決めるのは亡くなられた方です。亡くなられた方があなたにどちらをしてほしいのか…それで決めるのです。
確かに満月は美しい…でも、満月の晩は狙撃されることもあるので、恐ろしくもあるのです…
【手に入れたきっかけ】
Kindleキャンペーン!
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
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