残された者のために確保する男と、残されなかった者のために殺そうとする男 『Sエス―最後の警官― 3 』(小森 陽一, 藤堂 裕)【Kindle・マンガ】

  残された者のために確保する男と、残されなかった者のために殺そうとする男。 家族を殺され、残された人間が2人いる。 親を殺した犯人が警察によって殺され、ぶつける先がなくなった過去があるからこそ、どんな人間も生...

「警鐘を察し、気を見て敏に行動す」 『Sエス―最後の警官―(2)』(藤堂裕, 小森陽一)【Kindle・マンガ】

  「警鐘を察し、気を見て敏に行動す。」 これこそが機敏。 どんな犯人であっても殺すことなく確保するという理想を追いかけるNPSで一番最初に突入する役割、突一を担う神御蔵 一號が取った行動を司令官である香椎 秀...

殺さずにどんな凶悪犯も捕まえようとする警官たちの物語 『Sエス―最後の警官―(1)』(藤堂裕, 小森陽一)【Kindle・マンガ】

  殺さずにどんな凶悪犯も捕まえようとする警官たちの物語。 殺すことも含めた解決策で凶悪犯を鎮圧することを目的とした警察組織であるSATとSITの名前を聞いたことがある人も多いだろう。アクションが含まれる最近の...

「体の力が抜けていく」瞬間を捉える 『坂道のアポロン(3)』(小玉ユキ)【Kindle・マンガ】

  「体の力が抜けていく」瞬間を捉える。 お互いのことをそこそこ知って、それぞれが想いを抱いて行動した結果、いろんなモヤモヤが残った状態になってしまった。モヤモヤをそのままにせずにぶつかったところで何かが動き出...

それぞれの優しい気持ちと冷たい気持ちが混じって青春が動いている 『坂道のアポロン(2)』(小玉ユキ)【Kindle・マンガ

  ジャズを通じて近づいた4人がそれぞれの思いに気づき始めた。いきなり衝突してバラバラになるんじゃなくて、それぞれの優しい気持ちと冷たい気持ちが混じって青春が動いている。 出てきたジャズの曲は「But not ...

血を流さずに日本を変える方法を考える男と刀を抜いて戦う女 『AZUMI-あずみ-(3)』(小山ゆう)【Kindle・マンガ】

  血を流さずに日本を変える方法を考える男と刀を抜いて戦う女。 日本をアメリカのように身分による差別のない国にすることを目指そうと決めた向駿介はどうすればいいのかを考え始める。そんな駿介を見ながらあずみは自らに...

攘夷と開国の大きな戦いとある街の権力構造が重なりあう 『AZUMI-あずみ-(2)』(小山ゆう)【Kindle・マンガ】

  攘夷と開国の大きな戦いとある街の権力構造が重なりあう。 1巻では最初に殺害された井伊直弼ぐらいしか出てこなかった。2巻では2人の大物が出てくる。攘夷強硬派の徳川斉昭と海外を見てきてこれからのことを広い視野で...

平和な300年の時代が大きなうねりによって変わっていきそうな中、物語が始まる 『AZUMI-あずみ-(1)』(小山ゆう)【Kindle・マンガ】

  身分によって階層がはっきりと分かれていた最後の時代に大きくも小さくもない向家に生まれた向駿介とそこに突然現れたあずみと呼ばれる同い年ぐらいの女性の物語がゆっくりと幕を開ける。 最初のシーンは桜田門外の変。井...