もしこの世で一番面白い小説があるとするならば読んでみたい。 『小説家の作り方』(野崎 まど)【本】

 

この世で一番面白い小説を書く小説家の作り方。

この世で一番面白い小説とは何か。

この間、ある人が『カラマーゾフの兄弟』と言っていた。他の意見ももちろんあるだろう。ハリーポッターという人がいるかもしれない。聖書と言う人もいるかも知れない、

正直、一つの答えが出ることはないのでしょう。でも、もしこの世で一番面白い小説があるとするならば読んでみたい。

この世で一番面白い小説を作るにはどうしたらいいのか。何処かにいるこの世で一番面白い小説を書ける小説家に委ねたい所だが、一人の人間にそんな大きな責任を委ねるのは気がひけるし、何より、そんな人間が本当にいるかどうかが分からない。

物語の中では大量の小説をコンピュータに読ませた上で、パターン解析で小説っぽい文章を作り出す技術が紹介されている。コンピュータの力を使うということ。難しいかもしれないが、可能性はゼロではなさそう。

デビューしたての小説家、物実に届いた初めてのファンレター。そこにはこの世で一番面白い小説のアイデアを思いついたという言葉と小説の書き方を教えて欲しいと書かれている。

疑いつつも小説の書き方を教え始める物見。相手は美人な女性。なんか会話が微妙にかみ合わない気がしつつも授業を続ける。小説の書き方の授業、相手にときめきはじめる物見、そして、授業の先にあるこの世で一番面白い小説とは。

【引用】

この世界に存在するすべての言葉が世界です。どんな言葉でも、どんな文字でも、小説の、プロットの、最初の言葉になる事ができる。だから間違いを書いてしまう事なんて絶対にない。原理的にあり得ないんですよ。

【きっかけ】

話題になっていたので買ってみた

 

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。