「成功企業を研究して導き出したノウハウは、ほとんどが「後づけの判断」である」 『すごい会社のすごい考え方』(夏川 賀央)【Kindle・本】

 

「成功企業を研究して導き出したノウハウは、ほとんどが「後づけの判断」である」

ビジネス書に関する至言かもしれない1冊。これだけでも覚えて帰って下さい。

「これだけでも覚えて帰って下さい」はお笑い芸人・サンドイッチマンの「名前だけでも覚えて帰ってください」のセリフがなんだか好きでどこかで使ってみたかったので、使ってみました。サンドイッチマンが優勝した時のM-1グランプリはハマって何度も見ていたなぁ、と本とは全く関係ないことを思い出しました。

タイトルが何となく胡散臭くて、買おうがどうしようか迷っていましたが、Kindleのセールで買ったのがこの1冊。

すごい会社の考え方を自身の仕事のやり方に生かしてください、というのが趣旨で、売り上げがすごい企業ではなく(もちろん、売り上げがすごい企業がたくさん含まれていますが)、考え方が参考になりそうで、それぞれカラーが違う企業を紹介しています。

自己啓発×企業紹介といったところでしょうか。少し、自己啓発かつ、説教臭さを感じてしまう箇所がありましたが、いろんな企業がどんな考え方で事業を行っているのかを読み通していく中で、自分が所属している企業の考え方や自分自身の考え方と照らし合わせてみるのもいいかもしれません。

【引用】

私たちに必要なのは、「こう考えるべき」というノウハウではない。むしろ「こうしたらどうかな?」で行動を始められる、一種の「気安さ」であり、もっと言えば「ノリ」のようなものでしょう。

あなたが現在の会社を「イヤだ」と思っている。それならそれで、「イヤ」に耐えているのではなく、まず「どうすればイヤでなくなるか」を考えていくべきではないでしょうか。 それだけで十分、「闘っている」ことになる……私はそう思います。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。