なんだかんだいっても戦国時代ってロマンなのですよ。
ここんとこ、Kindleで読む漫画が『仁』だったり、『信長のシェフ』だったりと、タイムスリップしてばっかりなのですが、字の本も戦国時代に関する本を読んでいました。
タイトルがズバリですな。『戦国の合戦』。
室町幕府が崩壊してから小田原攻めまでの100年間の間に行われた合戦をメインに見ていく新書です。ただ、よくあるような有名な合戦の組み合わせや背景をなぞるようなものではないのがこの本のミソ。
一応ですが、戦国時代の合戦にまつわる武士たちの哲学まで深堀りしています。なんで武士は壮烈な死にざまをするのかには戦国時代なりの論理があっ、てその上で武士たちは行動しているということが伝わってくる。他にも戦国時代の武士たちの哲学を細やかにひも解いていきます。
兵農分離の仕組みをじっくり丁寧に分析したり、乱取りについてつらつらと書くような本は少なくなっている中、こういう本は大切だと思ったのでした。
【引用】
戦国前半、まだ兵農分離が進んでいないときには、籠城しても勝つことができたのである。そうでなければ、籠城が戦法として全く成りたたないことになる。籠城して勝つことができたから、各地で、籠城して戦う籠城戦が多数くりひろげられたのである。ところが、織田信長の後半、さらには豊臣秀吉の時代には、兵農分離で、将兵は何年でも城を囲むことができたため、籠城イコール敗北という認識ができあがってしまったわけである。
なぜ戦いあわなければならなかったのか、また、戦いに出て行った武将たちの合戦哲学はどのようなものだったのかといった、合戦の内面にまで一歩踏みこんだ本はほとんどなかった
【手に入れたきっかけ】
Kindleでセールをやっていて惹かれたので!
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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