バンコクに住んでいると日本にいるよりも階級を感じる。タクシーは100円で乗れるし朝ごはんも150円も払えば十分な量を食べることができる。
はっきりとした階層
都心のど真ん中には乞食や障碍者の人がお金を恵んでくれることを求めている横を着飾った外国人・タイ人が通り過ぎていく。日本にいるときよりもはっきりとある。
日本でも昔、渋谷の駅の構内でお金を恵むようにいきなり言われて1,000円を払ってしまったことをぼんやりと思い出した。住んでいるところ、持っているもの、ついている仕事、露骨ではないけど階級はある。
めんどくさい。
そこそこ投稿している自分も言えないけど、SNSではいろんな人が充実した日常を投稿する。仕事が充実して他の人よりも”いい”仕事をしている人はそんな仕事のお話を、家庭を作った人は幸せそうな家族写真を。もちろん、その両方を投稿している人もいる。
私もめんどくさい人の1人
バンコクでの日常を投稿している自分もその中に組み込まれているから”めんどくさい”人の一部なんだけどね。だから、SNS断ちなんて言葉も生まれるし、SNSから離れた人も多いんでしょう。
仕事、勉強、人付き合い。
やめたくなるときもある。考えなくてなんとなく惰性で生きていけば楽なのかもしれない。でも、考えてしまう。考えている自分にも酔っているのかもしれない。お付き合いさせてすみません。
めんどくさいことを考えるように持ってくる
この本を読んでいたらそんなめんどくさい自分が降りてきた。そんなめんどくさい自分の要素を濃くして文章にしているからでしょう。
お笑い芸人であるオードリーの若林さんのキューバ紀行文なんだけど、紀行文の形を借りた自分語りの第二弾(第一弾は『社会人大学人見知り学部 卒業見込』ですかね)になってる。本の最後に触れられたキューバ行きのホントの理由にはほろっとするかも。
なぜキューバに行くことにしたのかからキューバでの旅の道のり、そして、日本へ帰ってくる。飛行機で夜のキューバに着陸する時に街が暗かったことを描写するのが印象に残った。東京もバンコクも明るいからね。
キューバの人も楽しそうだけど、バンコクの人たちも楽しそうなのよ。東京と違ってさ。そろそろ東京に帰るんだけど、いろいろ考えちゃいますね。
【気になった映画】
『苺とチョコレート』
紹介されていた映画の中の1つで昔のキューバの社会情勢が描かれてるとのこと。
【手に入れたきっかけ】
オードリーの若林さんファンなので読んでみないとってことで。
【オススメ度】
★★★★☆
小檜山 歩
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