コンサルファームで仕事をし始めてはや1年半。日系だけど、リッチなSlerに過ぎないとか言われることがある会社かもしれないけど、コンサルファームにいる。そして、コンサルタントとして仕事をしているつもり。
コンサルタントとして仕事をしているので、世界一のコンサルファームで上り詰めた大前研一さんの本は時間を見つけて読むことにしている。
それは自分がコンサルタントであることを忘れないようにするための行動なのかもしれない。
今回読んだのは大前さんがマッキンゼーの最初の2年間で学んだことをまとめたもの。ここまで2年間でやらないといけないと思う意味でも読む意味があった。
思考の方法だけじゃなく、コンサルタントとしての心構えも伝わってくる。
学ぶべきコンサルタントとしての心構え
大前さんはなぜか、日本でそこまで人気がない気がする。外国での方が人気があるかもしれない。それは語り口が偉そうで(本を読んでいても思う)、自慢じゃないかと思ったり、読み手をバカにしている雰囲気があるからかもしれない。
でも、海外で自分を認めさせるためには必要なことだし、実際に実績があるんだからこそ、そこへの気持ちは置いておいた上でも中身を飲み込むことには意味があるでしょう。
「コンサルファームでは5年で古株にならないといけない」の言葉はとても重い。自分の現状と比べる意味のある言葉だと思う。
どうやって物事を分析するのか
この本の主眼は企業を取り巻く状況をどう分析し、行動に落としこむのかの方法論を提示すること。
現象をどう分析し、アプローチを考えていくのかの方法論やそのためのツールがいろいろ提示される。1つ1つは何度も読んで、学ぶことに意味のある内容となっている。
組織変更を喜ぶ
コンサルファームでは組織改編が多い。常にクライアントが求めるサービスを提供できる組織にならないといけないという理由もあれば、組織が硬直化する事を嫌う傾向が強いのかもしれない。
私自身もコンサルファームに入ってから頻繁に組織変更を見ることがある中でなんでこんなに頻繁に組織が変わるのか疑問に思ったこともあった。
今思うといいことなんだろう。だから、そのスピードに振り落とされないようについていく努力を続けよう。コンサルタントとして身につけるべき普遍的なエッセンスが詰まっている一冊。
【手に入れたきっかけ】
Kindleキャンペーン!
【オススメ度】
★★★★☆
小檜山 歩
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