ITを勉強するとっかかりとしていかがでしょうか『CIOハンドブック』(野村総合研究所)【本】

 

 

「ITは必要なのか」

この問いは日々、何度となく頭に浮かぶ。ある程度動いている10年物、15年物のシステムを膨大な費用をかけて刷新する必要があるのかを説明しないといけない。

直接、お金を生まないものにウン億、ウン十億もかけるのはシステムを作る側が儲けたいだけじゃないか。

作る側としてはこの問いに答える準備をしておかないといけない。質問をしてくるのは基本的に”エライさん”なのでその人に分かる言葉で語る準備に役立つ一冊。

戦略やコスト管理、システムアーキテクチャなどのシステムに関する情報とそれらを使ってどうやって企業の成長につなげていくのかが1トピックが見開き1ページでまとめられている。

1つ1つのトピックについてはあっさりなので、気になるトピックや担当した領域の取っ掛かりとして読んで、詳細は自分で調べていくんだろう。

CIOとして網羅しておくべき領域のリストとしても使えるのかもしれないけど、ほとんどの人はCIOじゃないので勉強のとっかかりとしての使い方がいい気がする。

自分的に気になったのトピックは「ITイノベーションを生む環境づくり」、「地域統括組織」、「ITの全体最適」など。

【手に入れたきっかけ】

コンサルタントに転職する際のオススメ書籍の一冊だったので購入!

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。