見た目と中身は違う。でも、秘められたものは見た目のまんまなのかも。『BEASTARS 1』(板垣巴留)

 

動物たちの世界、動物たちが擬人化した世界の物語。

いろんな動物が共に通う学園のお話

いろんな動物たちが通う学校。食堂ではゾウとネズミがそれぞれ動いているがゆえに気をつけないと踏んでしまうので、ゾウさんもネズミさんも気をつけながら歩く。便器もいろんな動物に合わせていろんな大きさ。もちろん、制服も。

人間と同じような学校の生活を描くってことも会って水が必要な魚などはとりあえず出てきていない。陸上で生活している動物たち限定ってところ。羊、犬、アルパカ、オオカミ、トラ、カバ、シマウマ、キリンなどなど。オオカミだったらハイイロオオカミとか具体的な種類がそれぞれに表される。

動物の中で1番の違いは草食か肉食か。そして、世界のルールとしては肉を食べてはいけないこと。肉食動物の給食も大豆などを使った料理で動物の肉は出てこない。

草食動物が肉食動物によって…

そんな中、草食動物であるアルパカが肉食動物によって殺されたであろう事件が起こる。舞台は演劇部。部活動も肉食と草食で一緒に活動しているがゆえに緊張感が走る。疑われる肉食動物たちは当たり前だけどイライラする。

全体的にシックな雰囲気でその中でも主人公のレゴシはさらにシック。

主人公はレゴシというハイイロオオカミ。学園の中でも戦闘能力だけだったら1番かもしれない。だからゆえに怖がられて生きてきた17才。力を示すことなくちょっとおどおど。周りからはなにを考えているのかわからないと思われる。

でも、生まれつき備わっている”強い肉食獣”としてのなにかを持っていそうな雰囲気。

大きなテーマになりそうなのが”ビースター”と呼ばれる称号。動物たちの学園劇をシックに描いていきそうなお話は静かに読めるマンガです。

【手に入れたきっかけ】

Amazonでマンガ大賞2018に選ばれた作品のお試しキャンペーンをやっていたので。こちらの本は1位でした!

マンガ大賞2018は板垣巴留「BEASTARS」に決定 – コミックナタリー

https://natalie.mu/comic/news/274636

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。