女性に対する差別が多くても…『アルテ 3巻』(大久保圭)

アルテは画家になるための努力をいとわない。女性の弟子という異質なものが入ってきたことに対して嫌悪感を抱くような人が出てくる。当時メジャーであった同業組合でアルテに対するテストをすべきということが議題にあがり、フレスコ画を描くテストをすることになる。

かなりの重労働であり慣れてないこともあって苦戦する アルテだが、気持ちの強さと持ち前の明るさで何とか乗り越えようとする。当時の守られる存在でしかないと考えられていた女性の中にもこんな心を持っている人がいたのかもと思うとともに、女性差別はここからもつながっているんだと改めて意識させられる。

相変わらずフィレンツェの空気感というのを感じさせるような登場人物が出て来るのもたまらない。今回気になったのは当時の絶大的な権力者であった司祭の中にも目をつけられてもいいから言いたいことを言うと腹が座っている司祭がいるというのもおもしろい。

【手に入れたきっかけ】

ハマったマンガということで購入中

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。