DDTの中にはDNAというブランドがあった。「DDT NEW ATTITUDE」の略で所属選手が増え、練習生も増えたことで選手が飽和状態になったことによって新しい戦う場として設けられた舞台であり、今のDDTの中心選手が育った場でもある。DDTに合流する中で離れた選手もいれば残った選手もいる。残った選手の一人である吉村直巳が離れた梅田公太と奥田啓介とトリオを組んで試合に臨むスペシャルマッチが大田区のビックマッチで組まれた。
梅田公太のキックがヤバい


梅田公太と奥田啓介はDDTの所属ではないこともあってあまり試合を見たことはなかったけど、梅田公太のキックの鋭さに驚かされた。DDTでは坂口征夫のキレのあるキックがすごいのだけど、負けず劣らずのキックを見せていた。キックが刺さっているように感じられる鋭さでこんなすごい選手がまだまだいるんだなぁと驚かされた。坂口征夫とのバチバチの続きが見たくなる雰囲気があった。
最後にあるエモさもDDTらしさ


同じ系列の東京女子プロレスと同じようにDDTのよさの1つにエモさがある。他の団体もノスタルジーやかつての仲間との関わりがテーマになることもあるのだけど、DDTは他の団体以上に人と人の物語やつながりを大事にしているように見受けられる。だからこそ、大会前の記者会見ではお互いバチバチで文句を言い合っていたにも関わらず、試合後には握手をして拳を重ねる。
同じリングのうえで戦っているからこそわかっているものがあるのだろうなぁと見ていてなんだか羨ましいというかエモいというか人と人がプロレスをやっていることを実感できるのがいいなぁと思わせてくれる。もともと同じ団体だったからこそ、このDNAとの試合は物語を感じさせるようなリング上だった。
WRESTLE PETER PAN 2022 | DDTプロレスリング公式サイト
https://www.ddtpro.com/results/18692
【気に入った写真たち】
小檜山 歩
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