小学校で21世紀の絵を書きなさいという課題。2050年の絵はどうだろう。

小学校で二十一世紀の絵を描きなさいという課題が出た時に、クラスはふたつに分かれたんです。ひとつは、手塚治虫さんの漫画のような未来都市。もうひとつは、核戦争が起きて、廃墟になった未来で戦争をやってる場面。それを教室の後ろの掲示板に貼ると、ばら色の未来と暗黒の未来が入り混じる。(大野更紗『さらさらさん』 P144)

1963年生まれの重松清さん。小学生の頃、21世紀の絵を描きなさいという課題に対する子どもたちの答え。

今、二十二世紀や2050年の絵を描きなさいと言われたら、どんな絵が描けるのか。小学生はどんな絵を描くのか。

タケコプターやどこでもドアは未だに出てこないけど、空を飛ぶ車は出来そうだし、脳の中にコンピューターを埋め込む技術は死ぬまでに実用化されそうだ。Google Glassで目の前に新しい世界が広がるかもしれない。手塚治虫さんの世界は近づいてきそう。

ただ、核戦争の絵を描く日本の子どもは、ほとんどいないような気がする。1989年生まれの自分自身も小学生の時に2050年の絵を書きなさいと言われて、核戦争の絵を描くことはなかった気がする。

平和ボケかもしれない。

正直、2015年の絵もはっきりと描くことは出来ない。バラ色の未来とはっきりと言うことは出来ないけど、暗黒の未来が入り混じることは少ない気がする。地球温暖化が進んで、人が住めない惑星になる可能性もあるなぁ。物凄いスピードで世界は変わっている。先は見えない。でも、楽しみたい。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。