2017年からスターダムで戦ってきた小波が一旦、休養するということでラストマッチを戦うことになった。相手に名乗りを上げたのは怪我で欠場中のジュリアで復帰戦として休養する小波と戦うことになった。復帰前にも覆面の2人を連れてきて話題を作ってきたジュリアがこの試合前には2人を下げたのはこの試合に向き合うことをメッセージとして伝えていた。
試合は小波がスターダムで作り上げてきた1つ1つの技をジュリアが受け止めていった鋭いキックと関節技がウリであることがよく分かる試合になっていく。小波の試合は日本武道館で朱里とのタイトルマッチなどで何試合か見たのだけど、こんなに熱い表情を見せていたかが気になった試合だった。
レインボーの布をつけて現在所属している大江戸隊ではなく、かつてスターダムに存在し、亡くなった木村花が初代リーダー、リングから離れているジャングル叫女が2代目リーダーであったTOKYO CYBER SQUADのコスチュームで戦っていた。
誰もがまっすぐ戦いたいと思ってもプロレスという競技で試合するにあたってはそれぞれが自分の戦いを作っていく中でもがきつつラストマッチでまっすぐ戦った小波の姿が印象的だった。
最後は復帰戦のジュリアが技を受け止めた上でグロリアスドライバーを決めて、一旦の引導を渡し、メッセージが書かれた旗を渡すセレモニーまで含めていい試合だった。
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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