震災をこひやまあゆむに刻み、今も刻み続ける6つの理由～2011年3月11日、東京も自分も考えるきっかけとなった日 Part13～

今回の出来事。これからも続いていく出来事だけど、いろいろ思った。不謹慎と思われる内容もあるかもしれないけど、いろいろ綴っておこうと思う。今、思っている事だし、時間によってなくしたくないことだから。書いておくことが大切だと思う。たとえ、自己満足であっても。自己満足以上を目指す。13個目。
いろんなことがあった21日間。書けないことも。21日経った今でも周りの半分以上は震災に支配をうけている状況。テレビも、新聞も、就職活動も、街も、社会全体も。原発があの状態だから仕方ないけど。
そんな中ちょっと考えた。この震災はこひやまあゆむに刻まれた。深く深く。なぜ、刻まれたんだろう。震災をこひやまあゆむに刻み、今も刻み続ける6つの理由。
１，実際に被災したこと。
私は、新宿で就職活動中に地震にあい、中野まで歩き、そこの中学校て一晩を過ごしました。つまり、実際に被災したと言えます。もちろん、津波や原発事故が起こった場所、震度7の地震が起きた地域ではない。でも、東京の新宿という日本の中心で私は被災し、地震の影響を受けた。
２，写真などを通して感じること
自分も被災した中で、はるかに厳しい状況に置かれた人たちが居ました。というよりも、今も居ます。それはテレビや新聞でリアルに伝わってきます。そして、悲惨な状況で多くの人が亡くなっています。亡くなった人の映像や写真は日本のマスメディアではほとんど報道されません。でも、海外メディアを見ると亡くなった人の写真を見ることが出来ました。なぜ、見るのかと聞かれたら自分に刻み込むためです。自傷行為なのかもしれません。しかし、実際に1万人を超える人が亡くなっています。その事を自分に刻むために実際の状況に向き合う必要があると思う。写真を見るのもその一つです。
３，何も出来ないこと
こひやまあゆむはなんにも出来ません。という気持ちに襲われます。あれだけ苦しんでいる人がいる中で、ただ、家でパソコンを叩き、テレビを見ています。実際にボランティアで行くことも出来るでしょう。だけど、自分は千葉の実家から就職活動などの様々なことを通して、日常に戻ることが大切だと思い、過ごしています。でも、何にも出来ません。だから、悩みます。そして、無力感と共に刻まれます。
４，就職活動を行っていること
就職活動は社会のためであるという言い訳もあるが、結局は自分のための活動。自分の就職のために困っている人が東北などに沢山居るのに、自分は電車に乗って会場に向かいます。この自分中心の行動を行う時期であったことが余計自分の気持ちを追い詰め、この出来事が刻まれていきます。困っている人が沢山居る中で、自分のための活動を続ける自分という形で。
５，中途半端なこと
東京も千葉も震災にあいました。でも、甚大な被害というわけではなく、一部の地域で被害があり、今では電車もほぼ復旧し、通常の生活に戻りつつあります。その中で、新宿に行けば、その出来事を思い出すし、計画停電も行われています。今日の電車は節電のために車内の電気をある一定区間消していました。そして、たまに余震が起こる。この震災において、自分が住み、行動する地域は震災から中途半端な影響を受けました。影響はあったけど、甚大じゃない。空白地帯のように感じること。そして、自分自身も中途半端な状態にあること。これが、震災が未だに続いているということを思い起こしていきます。
６，全体が沈んでいること
社会全体が沈んでいること。多分、私の人生の中でこれだけ、社会が沈み、落ちている状態はなかったと思います。節電で電気を減らし、大きな声で笑うことを憚る事態が自分にストレスを与えているように思います。そして、こんな状態にした震災が体に、心に刻まれます。
刻み、刻む理由。様々な理由、そして、現場によって震災は刻まれ、これからもこひやまあゆむに刻まれていきます。2011年3月11日に21歳で意識があり、新宿に居たという事実がこの状況をえ起こしています。別に、千葉にいても刻まれただろう。でも、今、刻まれている形では刻まれていなかったと思う。微妙に違う。自分が新宿で被災し、一晩を避難所で過ごし、こひやまあゆむとして、震災後の21日間を体験し、今でも、就職活動を続けていること。これは、こひやまあゆむという人間しか経験していない。他の人と似ているかもしれない。でも、こひやまあゆむとして体験したことをずっと持っていく自分の持ち物の一つとして大切にするために、これからも出来る限り、この震災を刻みたいと思う。他の出来事も。持ち物が多いほうが、自分にとってよかった人生だったと思えるような気がする。だから、不謹慎と思われるような意見であろうが、震災について自分なりに考え続けていく。
なんて事を就活がない土曜日に考えました。明日は、一日就活です。