最初はオフィスで「な、わけないだろ！」という話から始まるけど… きづきあきら『うそつきパラドクス 1』

【ポイント】
１、少し描写が細かいエロ恋愛マンガ
２，「な、わけないだろ！」からのリアリティ
３，１ページ目の言葉と物語のつながりがもう少し欲しかった…
タイトルの由来は1ページ目。こう書かれている。
【嘘つきのパラドックス】
私はウソつきです
彼（彼女）が本当にウソつきなら、この言葉もウソでなければならない。
また、本当はウソつきでないのなら、この言葉がウソになる。
ゆえに、ウソも本当もわからないままである。
友達からオススメされてブック・オフで100円で買ったマンガ。表紙は胸の大きい女の子がエロっぽい描写で載っているから、エロマンガかと思っていたのに、この1ページ目の言葉に違うのかも！？と変な期待を抱いた。
でも、その期待は裏切られたかも。そこそこのエロ漫画。ウジウジ系エロ恋愛漫画かな。おっぱいは出ちゃうし、遠距離の彼女が居るかわいいやし系巨乳の女の子OLとその女の子を好きになったっぽい同僚の話。
最初はオフィスで「な、わけないだろ！」という話から始まるけど、その後の恋愛描写はそこそこ細かい。２人の気持ちの微妙な揺れ動き。
人は一人だけをずっと好きでいるのは難しいし、だからこそ、他の人が好きといっている人であっても、なんとかなるかもしれないと思ってしまう感覚を浮かび上がらせている。自分のほろ苦い思い出も思い出す。そして、まだ、ヤラないのも「なんでやねん！」と思うけど、いい味を出しているのかも。☆3つ。100円なら買ってもいい。

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

きづきあきら, サトウナンキ
白泉社 ( 2009-09-29 )
ISBN: 9784592145745

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