3話において続いた「標本事件のような事件」はひとまず、完。実行犯はそれまでの事件と同じように槙島に切り捨てられ、殺される。
今までで最も高い犯罪計数。472。係数を育てたのは自分だけの力ではない。槙島という人間の力もあってそこまでの数値になった。その人間はまだ生きている。そして、次なるおもちゃを見つけた。狡噛 慎也。
とうとう因縁の2人が近づき始める。近づき始めるプロローグでもあった第8話。気になるポイントは犯罪係数300以上の人間が隔離されている場は尖った才能のたまり場であるということ。それもものすご~く尖っている才能が溜まっている。尖る才能は拒絶される社会。つまらないだろうなぁ。
標本事件振り返りから始まる。#8「あとは、沈黙」。警備体制が厳しくなった学園。なぜ、同じ学園の生徒のみ?
「全寮制女子学院の教育方針。貞淑と気品。女子だけに負荷されるプライオリティ。淑女という名の工芸品に加工される原石。悲しく、退屈な命」
新しい作品はどこに?手がかりはなし。2年生でも2人行方不明。抜け道は?どうやって持ちだした?殺し方や死体の見せ方に意味を持たせていた。今回は芸がない。何かが欠けている。それはオリジナリティ。犯人の主張が薄い。全く別の犯人像。かなり若い。プロファイリングもどき。
矯正センター。犯罪係数300以上の人間が隔離されている空間。有事の際には毒ガス。王陵 牢一。芸術の天才。すごい知識のある人間。犯人への手がかり。
犯罪係数472。今は少年法とかない。寮の裏手のごみ処理施設。学園内から生徒の死体。槙島の存在。チェ・グソン。なぜ、僕を失望させたのか?
ゴートの女王・タモーラのセリフ。「可愛い息子たちのご褒美を奪い取ることになる。あの子たちの情欲は満たしてやらねば」「この女の涙を見るのはあなたの名誉になる。ただし、心を火打ち石にして、涙の甘なれなど、跳ね返すこと。さて、その舌で話せるなら告発するがいい。誰に舌を切られ、誰に犯されたか。思いの丈を書いて訴えるがいい。そのふたつの切り株で字が書けるなら。」槙島先生に飽きたら捨てられる。私は楽しむ側の人間。
哀れみに欠けていた。もっと面白いおもちゃが見つかった。狡噛と槙島が近づいていく。
小檜山 歩
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