家で取っている新聞が朝日新聞に1月から変わったのでちょっと気になった記事があったら書いていこうかな。の16回目。
① 3面 衆院集中審議 社説
衆議院の集中審議が始まったことに際して出た社説。「どんなに難しくても政策ごとに各党と丁寧な議論を重ね、一致点を探る。その姿勢を貫くべきである。」というのが主な内容。議論を尊ぶ朝日らしい内容。この内容自体は嫌いじゃない。
でも、その議論を行うことを議会は行ってこなかった。今までの議会は一致点を探るのではなく、批判を行っていたのみであった形だった。それに対して朝日新聞は一貫して議論を求めている。ずっと求めている。それは大切。でも、全く議論は起こらない。求めるだけの社説。社説だから求めることしかできない。行うのは政治家だから。でも、それぞれの問題でどのように議論を進めるべきなのか。ということを1つ1つ示すとまた、一歩先の社説になるように思える。
「衆院集中審議―越えられない違いなのか」
http://www.asahi.com/paper/editorial20110209.html
② 3面 ロシア外交 社説
「必要なのは、建設的な対話の回路を回復することである。」のようにロシア外交において対話を求めている。
また、領土問題のみを話し合うことについて「北朝鮮の核開発問題など国際舞台での協力や、経済協力をめぐる協議も重要だ。外相らとの協議で議題となるシベリア・極東での天然ガス田や炭田の開発、ウラン濃縮などのエネルギー協力で突っ込んだ協議を望みたい。ロシアも今年末の下院選と来年春の大統領選をにらんだ政治の季節に入ってくる。領土問題で進展が望めない時だからこそ、それ以外の分野で成果を積むことが大切だ。」とし、他の分野で成果を積むべきだと話す。確かにその通り。
でも、これでは領土問題を論じたことにはならないように思える。領土問題という具体的な問題だからこそ、具体的に全島返還を求め続けるべきなのか、全島放棄すべきなのか、一部返還を進めるべきなのか、他の手立てがあるのか具体的な意見も領土問題について聞きたい。
「対ロシア外交―対立断ち切り対話に戻れ」
http://www.asahi.com/paper/editorial20110209.html
小檜山 歩
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