殺せんせーが教えてくれる社会との向き合い方。
暗殺教室の一区切りになる20巻でゆっくりと心で語りかけるシーンはこの物語の山場で語りかける言葉をそのまま味わったほうがいいと思うので、別で書かせてもらいました。
そんな区切りのシーンの前にも殺せんせーは1つの授業をしています。それは社会との向き合い方について。
自分ではどうにもならない出来事を引き起こした原因をねたみ、恨むことがある。そんな状況になった時にどうすべきなのかが語られる。
普通の学校では全力で戦うべしと教えられてきた中でどうにかやり過ごすことも大切と語る殺せんせーの言葉にはきれいごとじゃない説得力がある。
そのうえで全力を尽くして戦わないといけないときが人生には何度かあるという言葉が説得力を高める。なんでも全力で戦わないといけないというのは難しいし、かったるい。
だからこそ、どうにもならないことに対してやり過ごす大切さを伝えたうえで、人生には戦わないといけないときが何度かあると殺せんせーが教えてくれた社会への向き合い方にうなずける。
ひと区切りについてはぜひ、読んで欲しい。この20巻だけ読むのではなくて1巻からの積み重ねのうえで読むことをおすすめします。
【手に入れたきっかけ】
妹きっかけでハマって買い続けているジャンプ漫画!
【オススメ度】
★★★★★
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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