団地にはいろんな人たちがいる。『サザンウィンドウ・サザンドア』(石山さやか)

奥さんの会社の家族寮に住んでいる。そーすると住んでいる人たちが似ている人たちが多くてよく聞くお隣さんとのイザコザなんかもほとんどないと言っても過言ではないかもしれない。駐車場で子どもたちが遊ぶときの注意がたまに回ってくるぐらいか。

住んでいるところでなにか起こるかもと思ったのは中野でひとり暮らしをしていた頃の方が感じていたかもしれない。でも、それ以上にいろんな人がいるのが団地でしょう。

地元の中学校に通ってたころは団地に住んでいる友達もいれば住宅街の一軒家に住んでいる友達もいた。千葉の公立の中学校に通っていたこともあって日本人がほとんどだったけどいろんな家庭の人たちがいた気がする。それと比べると私立の高校時代の方が似たような人たちが多かった。

久しぶりに地元に帰ったら団地の壁が塗り替えられていたり一部の団地がなくなっていてマンションに変わっていたりと変化がありながらも昔ながらの団地に住んでいる人がいる。地元のことを考えると大家族で兄弟がめっちゃ多い兄弟の長女が自分のクラスにいて急にいなくなったことがあったなぁと懐かしくなる。

友だちにババアにお年寄りに町内会に独身のアラサー男性といろんな人が混ざり合って生きている。そんな日常の中でいろんな人たちが混じり合う世界が柔らかな絵で豊かな表情とともに描かれる。自分は住むことはないのかもしれないかもしれないけど団地に住むことの意味を勝手に考えさせられるマンガ。ほんわか懐かしくさせてくれる。

【手に入れたきっかけ】

ぶらり立ち寄った本屋で気になって。

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。