1人の抵抗が広がって集団がつくられる時代とそれをつぶすさらに大きな力を予言していたのかもしれない。
脳とネットワークのつながり
1st Seasonと比べて少しマンネリ感がありつつも満足できた攻殻機動隊2nd Season。最初は体制側のはねっ返りが仕組んだ陰謀に過ぎなかった事件がその陰謀に巻き込まれながらもその陰謀までも包み込んで大きなうねりを引き起こした個人と9課の物語になっていった。
人の脳がネットワークに直接つながっている時代だからこその出来事なんだけど、去年起こった「保育園落ちた日本死ね!!!」という1件のブログの投稿から社会を動かした動きと重なりを感じた。
そして、大きな力はそのうねりをも受け止めて結局、収束させてしまう。そこまで重なりを感じたんです。ネットワークでの動きは監視され、鎮圧されやすく、一般の人たちは「従順な消費者」である現実も物語に反映されているように感じる。
2004年に作られた作品なのに2016年に見ても色あせないのはやっぱりすごい。
印象に残った話
特に印象に残ったのはこのあたり。
第13話 顔
「国というシステムの終わり」というのが印象的
第15話 機械たちの午後
体と意識を考える
第17話 修好母子
高山みなみの声はやっぱり印象的!
第22話 無人街
ウイルス感染する人の理由に結構な驚き
第24話 出島、空爆
スタンドプレイの始まり
第26話 憂国への帰還
やっぱり、最終回は壮大!
【おすすめ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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