無理に過去の作品に囚われないことによる賛否両論あるけど、これはこれでありな桐生一馬最終章。
そして自分だけなのかもしれないけど、ビートたけしの存在感の大きさをまざまざと感じさせる。
日本の極道を題材にしたゲームタイトル「龍が如く」の最新作。1作目から主人公として物語の中心にいた桐生一馬の最終章とうたわれたとおり、確かに桐生一馬の物語は一旦の終焉を迎える。
どこかで会えるかもしれない余白を残しておくのはまあ、そうなんだろうと思いつつ一旦、次回作が白紙からはじまりそうで楽しみでもある。
ゲームとしても今までとは違ったオープンワールドへの挑戦があった。店に入るときや戦いが1つの流れの中で動くのは今までの龍が如くから一新された部分だった。その分、地図は小さくなって今までおなじみだったエリアに行けなかったのは少し残念だったりもするのでまだ、道半ばであってほしい。
龍が如くといえばメインストーリーではない寄り道の楽しみがあるんだけど、その楽しみは今回も継続されていてやっぱり楽しめた。そして、メインストーリーは陰謀論っぽさがあるけどそれはそれで楽しめる。今回のキーワードは”尾道の秘密”ですな。
今までの龍が如くシリーズで活躍したキャラクターとの絡みがあんまりないのはシリーズファンには物足りないのかもしれないけど、挑戦の1つとしてよかったとも思う。
ラストシーンが少し軽いと思ったり山下達郎の曲の力はすごいと思いつつ、桐生一馬とビートたけしが対峙するシーンはやっぱりクライマックスだったんじゃねぇかなぁとまで思えてくる。それより後がエピローグに思えてしまうぐらいビートたけしは重かった。
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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