世界のファッション業界も触れていく『ランウェイで笑って(12)』(猪ノ谷言葉)

日本の服飾の専門学校やモデルの世界がこれまで重点的に描かれていたけど、パリを目指すということから当然ながら世界へも話が触れられる。世界的ファッション誌の初代編集長と今の副編集長の会話から世界的なモデル事務所が日本進出へとつながる。藤戸千雪が所属し、父親が立ち上げたモデル事務所がこれまでどう大変だったのかについて語られる。そのうえで、さらなる試練に対してどう向き合うのか。

これまで育人に優しくしてきたことを利用しようとする中で育人の優しさと真っ直ぐな気持ちに足掻くことを決意する。育人自身もどう先へ進んでいくのかの1つの指針が出てくる。次の目標が見えた育人が何を生み出すのかにワクワクする。

ニューヨークでのショーはファッションの力を見せつけるものであり、ユニセックスの先を柳田一は見せようとしてきた。そんな柳田のショーをみて育人は自分も新しい価値観を作って千雪さんとパリに連れていきたいと誓う。そんな育人に柳田は初めて思考のインプット法を伝える。芸術品や建築がインプットになるデザインの世界であればデスクワークの自分たちは本や隣の人の思考法を参考にしないといけないのだろうなと刺激を受ける。

【手に入れたきっかけ】

後輩に勧められて読み続けているマンガ

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。