はっきりとは見えないが確かある差別「グリーンブック」

 

「私はなんだ」と問いかけるインテリ黒人ピアニストが真っ直ぐだった。

地方で黒人への偏見を持つ学のない白人ドライバーとインテリの黒人ピアニストが差別が残るアメリカを演奏旅行で旅する。グリーンブックとは当時あった黒人が泊まることができる宿のリストが載っている本のこと。今もあるのかもしれないけど、当時、確固としてあった差別の形。

ドライバーはそれまでのイメージで差別してきた黒人ではなく、演奏を確実に評価されながらもあるところでは差別される目の前の黒人ピアニストを見ることでちょっとずつ考えが変わっていく。

今ははっきりと差別はいけないと言えるようになった。でも、現実に残っている差別がある現実と差別をどうなくすことができるのかという普遍的なヒントがある。映画はポップの中にシリアスがあったり、シリアスの中にポップがあったりと差別を取り上げているけど、肩肘張らずに見ることができるのが上手だったかな。

【オススメ度】

★★★★★

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。