【概要と感想】
人を死に近い状態に降ろす医者の奮闘記。
人を殺すことを正とする1人の医者の物語とかではないので、安心して下さい。麻酔科医の話です。
普通、医者は患者を治療で死から引き上げようとするが、麻酔科医は全身麻酔などを行い、人を死に近い状態にした上で、引き上げることを繰り返す。ここが他の医者とは違う、とは内容から引っ張ってきたこと。
全身麻酔がどのように行われるかなんて、全身麻酔を受けた人でも知らないでしょう。それを知ることが出来るのはもし、自分がそうなった時に少しは安心できるかもしれないので、知っておいてもいい。
看護婦を白衣の堕天使と読んだり、麻酔科医から見た病院の内情も読んでいる人に飽きさせない。
体力的にも精神的にも厳しい状態に置かれている麻酔科医の現状を知るとともに、麻酔科医という職業について知ってみてはいかがでしょうか。女麻酔科医3人の更衣室トークもあるよ!
【引用】
医者ってのは普通…死の淵に落ちそうになる患者を治療して引き上げようとする…。でも、麻酔はその逆。劇薬や麻薬をつかって患者の意識・呼吸、時には心臓まで止めて、患者をわざわざ死に近い状態まで下ろしていく…
麻酔科医はより安全に、患者の命を支えながら下ろしては引き上げているんだ。
【入手きっかけ】
Kindleセールで99円!興味があったので。
【本へのリンク】
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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