体を電脳化してネットワークに直接つなぎ、義体化して自らの能力を高めることが当たり前になった世界で”悪”と戦う群像劇。
今の世界が戦争によって混乱し、再度、作りなおされた世界が描かれる。それは力の強さの重要性が高まり科学技術が発展している世界。
科学が発展し、物理的な力をいまと比べて容易に持つことができるようになり、ネットワーク化されたことによって頭をネットに直接つなぐことができるようになった社会ではたくらみや欲が今の世の中よりもえげつなく前にでてきている。
公安9課と呼ばれる独立した組織が外から干渉されながらもそんなたくらみや欲の表れを止める。
未来を予言した作品としての内容や絵のこだわり、透明になれるスーツが自然に出てきて広く知られている作品。最近のSF作品と比べると説明が少ないのが印象的だけど、このくらい突き放してもいいのかもしれない。
シーズン1のメインは笑い男事件。日常の事件の合間から垣間見える笑い男がリアルだし、いきなり差し込まれる笑い男の神出鬼没な感じも驚きを与えてくれる。
ただの善悪二元論ではなく、独自かつ確固たる正義を持つ公安9課から”自らの”正しさを持つことの大切さを感じることを禁じ得ない。
自らの考えを持ち、考えを相手に伝えたうえで戦うことを止めてはいけない。
【おすすめ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント ： 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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