人事の最新のトレンドをつかむにはよい内容に仕上がっているので、人事について考えたい人は読んでおいても損はない『企業競争力を高める これからの人事の方向性』(労務行政研究所)

少し前に総論についてまとめてみた人事に関するトレンドをまとめた本の全編を読み終わった。

『企業競争力を高めるこれからの人事の方向性』の総論「変革迫られる人材マネジメントと人事部」(守島基博)を読み解いてこれからの人事の施策を考えてみた。

大きなトレンドの話から始まり、人材戦略作成のフレームワークを踏まえた上で日本型雇用がどう変わっていくのか、流行っているジョブ型がどうなるのかなどが取り上げられる。グローバル人材マネジメント、人事部の変化、人事制度設計など流行りのトピックだけではなく、常に人事が考えているようなトピックの最新トレンドまで網羅されているのが興味深い。

イノベーション人材、トップマネジメントの年齢、外国籍の社員、女性活躍、新卒採用の未来、人事とテクノロジーなど気になるトピックについて数十ページに渡って有識者がトピックごとに解説をしている。トピックごとの著者には学者やコンサルタントが中心で読んだ上で自社や自分のクライアントに向けてカスタマイズして提供するのが良さそうな内容になっている。

人事に関わる人は手にとって読んでみても損はない。人材戦略作成のフレームワーク、日本型雇用のこれから、人事部の変化については別でまとめてみようと思う内容でした。

【手に入れたきっかけ】

会社で薦められていて気になったので

【オススメ度】

★★★★★

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。