メンバーのためでなく自分のためにメンバーとの時間を『シリコンバレー式 最強の育て方 ―人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング』(世古詞一)

仕事柄試すことができる環境にあるのでカウンセラーと直接のメンバーとやってみようと思う試み。

部下との対話のために月に30分の対話の時間を取る。それは自分のためでなくて部下のための時間。すっきり、納得感を持たせて次のチャレンジへとつなげる。そのことによってメンバーの成長を促すだけでなく思いもよらない退職を防ぐ。

この本だけでなくいくつかの本で紹介されていてトレンドにもなっている1on1に興味があって読んでみた。退職を防ぐことに全力を注ぐ必要はないんだろうけどメンバーの成長を促すことは必須で、それによって仕事がスムーズになるならやってみようと思うのです。

どうやってやるのかを本を参考にまとめるとこんな感じ。

7つのテーマのうち、必須で話すことがあったうえで任意のテーマのどれかを話してみる。それぞれのテーマにサンプルクエスチョンがあるのも参考になる。

それぞれのテーマについて触れる中で「最近、いいなって思う人いる?」というお気に入り質問リストに追加したい質問もあり、将来やりたいことを決める2つのアプローチについてもそうだよなぁと思っていたことを言語化してくれていて使える内容になっている。

それがトップダウン型とボトムアップ型で自分はボトムアップ型だと実感する。

❖トップダウン型 目標から逆算する考えです。将来像を明確にイメージして、そこから逆算をして、今何をすべきなのか、今行っていることがどのように将来につながるかを考えるやり方です。
❖ボトムアップ型  現状の積み重ねによりキャリアを切り開いていく考えです。将来の明確なことはまだわからないけれども、今の自分の気持ちや考えを大事にして、今やっていることに熱中をして、やりたいことを行う積み重ねが将来につながるやり方です。

世古詞一.シリコンバレー式最強の育て方―人材マネジメントの新しい常識1on1ミーティング―(Kindleの位置No.1340-1345).株式会社かんき出版.Kindle版.

まとめやすいように著者がテンプレートとなるシートがあるんだけど今まで自分がやってきた面談を参考に自分用にカスタマイズするのがいいんでないかな。言うだけでなくてとりあえずやってみてまた、感想はまとめられればと思います。

【手に入れたきっかけ】

(たしか)Kindle Unlimitedの対象だったので

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。