貴族の強さが表に出てきた上で戦いの先に次への物語『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女V」』(香月美夜)

貴族の社会になんとか馴染もうとしていたマイン改めローゼマインがここまでやってきたことの集大成となるような第3章のフィナーレになっている。

領主の養女として少しずつ自分のやりたいことをやりながら貴族のお務めをやってきた。なんとかやっていけそうかつやりたいことも進められそうな中で不穏な動きとして自分と対立する側の勢力が何かしらの動きをしようとしている雰囲気が出てきた。嫌な思い出がある旧神殿長も所属していた旧ヴェローニカ派が新たにゲオルギーネ派として復活し何かしらの暗躍をし始めたという噂が入ってきた。シャルロッテという可愛い守りたい妹がマインにできている中でなんとか切磋琢磨しようとしていた同い年の兄弟であるヴィルフリートが暴走してしまう。ヴィルフリート自身に悪気はないが、大きなうねりを巻き起こす。

そんないざこざが収まったと思いきや武力を用いた誘拐によってマインがさらわれて、毒薬を飲まされてしまう。そんなマインをどうにかしようと使う予定であったユレーヴェを前倒しで使うことになり、物語は2年間の空白を生み出すことになる。一旦は第三章の終わりということで外伝も多めでなんだかお得な気分になる一冊。

【手に入れたきっかけ】

ずっと買い続けているラノベ

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。