1作目の「不都合な真実」は地球温暖化によって地球が危ないということを全面に出した作品だった。でも、2作目はアル・ゴアが政治家として歩いてきた道とパリ協定をめぐる政治の駆け引きも地球温暖化自体の危険と同じぐらい描かれた。
それがこの10年における世界の変化に対するこの映画の対応だったんだろう。日本では11月中旬に上映されるらしいですが、バンコクでは9月上旬から上映されてました。洋画はタイのほうが早かったりするのかもしれません。
地球温暖化だけじゃなくて”正しい”ことを語ると叩かれる不都合な真実にどう向き合うのかについて考えを及ばせるような作品だったかな。
論文の改ざんなどによって地球温暖化やそれに伴う海面上昇の影響をなかったものにしたり軽くみる人たちが増えてきている。新しいアメリカ大統領のドナルド・トランプ大統領も地球温暖化を重視しない政治家の1人で気候変動対策の国際的な枠組みのパリ協定の離脱を宣言したりしている。
地球温暖化という現象と同じぐらいそんな政治の不都合な真実に対してアル・ゴアが立ち向かっている描写が多く含まれている。地球温暖化懐疑論に対する意見もアル・ゴアが実際にさまざまな場所で説明に使っているパワーポイントをベースに説明がされていてふむふむと思ったかな。
地球温暖化の最新状況とアル・ゴアという政治家の辿ってきた道、そして大きな目標のために地道に多くの人を巻き込む方法を感じることができるオススメの映画です。
【おすすめ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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