表と裏の間に流れる物語 『ホーリーランド 1』(森恒二)【Kindle・マンガ】

 

人が自分の居場所を見つけるのは簡単なようで難しい。居場所を守るため。そこにいることをよしとするためには相応の力が必要。ここでいう力とは腕力だけじゃない、学校だったら学力やコミュニケーション能力かもしれないし、会社だったらスキルなのかもしれない。

夜の街を居場所とするためには腕力はそれ相応に必要なのだろう。夜の街を自分の居場所、ホーリーランドにするために見た目はひ弱で喧嘩も強そうじゃない神代ユウは闘う。

夜の街を居場所にできるのは大人でも子供でもない。その間の人たち。だからこそ、夜の街には様々な人がいる。いわゆる、不良・ヤンキーだけじゃなく、遊びたい盛りの高校生や大学生、ヤクザまでがごった煮になっている。

不良狩りのボクサーとして顔が知られてきたユウの前に不良が柔道家の助っ人を連れてやってくる。自分の居場所を守るために勝つことができるのか。

ハッキリとした裏の物語でもないし、表の物語でもない。表と裏の間に流れる物語。

【キーワード】

ボクシング

不良狩りのボクサー

夜の街

【引用】

どうしても強くなりたい。僕の居場所(ホーリーランド)を守る為に

子供世界と大人世界の間(はざま)、そこにホーリーランドは存在する。甘やかな法と暴力のリアルが支配する。隔絶された世界。その世界にー彼はいた。神代ユウ。彼は確かにそこにいた

普通にしていればどこにだって居られるんだ

いつから不良はこんなにカッコ悪くなっちまったんだ!!?オレらにいわゆる”法”はねえ…ただー最低限のオレ達のルールも無くしたら街はお前らを認めねえぜ

【手に入れたきっかけ】

Kindleキャンペーン

・オススメ度

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。