想像を超える授業中の関くんの本気の遊びがクスクス笑えます。こだわることの面白さ。 『となりの関くん①』

中学、高校の授業。ものすごくつまらない。でも、先生が怖かったり、眠たくもない。そんな時、何をするのか。えんぴつ立て、手紙を回す、紙飛行機、ゲームでの通信対戦。というのが、現代の王道なのかもしれない。 そんな授業中の時間つ...

「この物語はフィクションである」でも…?の続きを読んでください。 『山師M―Mの旋律―』

※本書は、老人こそ読んでください。 これを本の説明につけたい。「本書は、老人が読むには不向きです。」と書かれている説明を読んで手に入れたこの本には。経営コンサルタントのMがこれからの日本をこうすべきだ。と自分に酔いながら...

ただ、見ているだけでも楽しめる。でも、それぞれの数値にどんな意味があるのか、載っていないデータはなぜ切り捨てられたのか。という視点は忘れてはいけない。『データでみる県勢 2012年版―日本国勢図会地域統計版』

問1、人口10万人あたりの交通事故(人身事故のみ)発生件数が一番多い都道府県と、一番少ない都道府県はそれぞれどこでしょう? 問2、女性の平均寿命が最も長い都道府県は沖縄県ですが、男性の平均寿命が最も長い都道府県はどこでし...

で、どうすればいいのかよく分かんないっす!恋愛らしい熱さが見えねぇ! 本田健『20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)』

「恋愛が大切で、恋愛にまつわるいろんな行動が大切!」。それは分かりました。 というか、一応、わかってました。 「じゃあ、どうやったらいいのか、もっと具体的に教えてくれぇ!」と叫びたくなった。 少し前に話題になったアンケー...

時間のある世間知らずな小説家が自分の読み方を押し付けようとしている。とも感じられる 『本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)』

「闇雲に活字を追うだけの貧しい読書から、味わい、考え、深く感じる豊かな読書へ」 なるための一助としてスロー・リーディングを強硬に勧めてくる。 そんなに押し付けるな!と思ってしまった一冊。 ちょっと前に豊崎由美さんの『ニッ...

世間とプロレスと正面から向き合っている観客の熱い一冊 『私、プロレスの味方です (新風舎文庫)』

なんともいえない微笑、というか、嘲笑。「プロレス行かない?」と誘うと 10人中9人が返してくる反応がこれ。「つまらない」とか「殴り合いはイヤ」とか、 「何が面白いの?」と聞かれるところまでいかない。 プロレスについて話を...

とんでもないモンスターと、それを見て楽しむ「ただ単に遠くから嫌味を言ってるヤツ」の生態が詰まっているコンビの本 オードリー『オードリーの悪いようにはしませんよ。』

「全力で悲しんだりしたいけど、その部分がない」。 そんなおかしなモンスターであるのがオードリーの春日さん。 そして、「元々ゴールに立っているモンスター」である春日に 「近づいていく物語」であるオードリー(P70の話から)...