一瞬のその後も生きていくことを改めて考えさせる。 江國香織『号泣する準備は出来ていた』

【ポイント】 1、そのあともあり続けないといけない物語集 2,約20ページ×12本の短篇集 3,自分なりタイトルは「何かがあった後の話たち」 「かつてあった物たちと、そのあともあり続けなければならない物たちの、短篇集」 ...

そこまでがんばらなくてもいい。ほどほどで人は幸せになれる。そんなことを気付かせてくれる短篇集。 石田衣良『約束』

【ポイント】 1、7つの人と人の物語 2,じっくり読むもよし、サッと読むもよし。 3,自分なりタイトルは「天国のベル」、もしくは「人ってそんなに悪くない」 そこまでがんばらなくてもいい。ほどほどで人は幸せになれる。そんな...

自分なりタイトルは「未来の小便小僧と世界からの報告」 『番犬は庭を守る』/岩井 俊二

(ネットの献本サービスで頂いた一冊です) 【ポイント】 1、自分なりタイトルは「未来の小便小僧と世界からの報告」 2,持たざるものは退屈に慣れ、番犬になっていく。救いをどこに見出せばいいのかが分からない。 3,原子力発電...

内容はつまらなくはない!でも、ジョブズが怒るんじゃないか…? 『ジョブズの哲学 ~カリスマが最後に残した40の教え~ (だいわ文庫)』

(ネットの献本サービスで頂いた一冊です) 【ポイント】 1、「ジョブズ、怒るんじゃないか…?」と思ってしまった一冊。 2,自分なりタイトルは『スティーブ・ジョブズの哲学はこんな感じじゃないかと本気出して考えてみた』 3,...

商品になんとなく手を伸ばしてしまう仕組みを解明し、それをさせるためのノウハウを一応、示している一冊。 『「習慣で買う」のつくり方』

(ネットの献本サービスで頂いた一冊です) 【ポイント】 1、無意識に商品が選ばれるメカニズムと、無意識に思われる買われる商品を開発するために念頭に置いておくべきことが述べられている1冊 2,「判断脳」だけでなく、「習慣脳...

皮肉も含めて「カッコつけヨーロッパかぶれ雑誌」。まあ、カバーがまさにそれだから。 『IN THE CITY Vol.4 / Favorite Shirts』

【ポイント】 1,皮肉も含めて「カッコつけヨーロッパかぶれ雑誌」。まあ、カバーがまさにそれだからね。でも、つまらない訳ではない。 2,“シュール”で“シニカル”なかっこよさも求めたように思えて仕方ない。でも、何か1つ物足...

「国境のトンネルを抜けると雪国であった」で始まるノーベル文学賞受賞作家・川端康成の有名な作品の1つ。正直、よー分からんのです。 川端康成『雪国』

【ポイント】 1,「国境のトンネルを抜けると雪国であった」で始まるノーベル文学賞受賞作家・川端康成の有名な作品の1つ 2,1人の男の目を通して、1人の女と1人の女を描き出す。はかなさ、怖さ、美しさ。汚さが出る前に。 3,...

研究者の、地味かもしれないけどエジプトとチュニジアの革命についての地に足がついた議論が繰り広げられている学術書 酒井啓子編『〈アラブ大変動〉を読む――民衆革命のゆくえ』

【ポイント】 1、アラブ革命を研究者の視点で分析する1冊のブックレポートを授業で提出したので、それを転載します、 2、「アラブ革命の裏を探る」のと「地域研究者の目線」がこの本のポイント 3、陰謀論や分かりやすさを大切にす...