一万錠のMDMAは一万人の人生を破壊する。決して大げさではない表現なんでしょう。 『土竜の唄(6)』(高橋のぼる)【Kindle・マンガ】

  恐ろしいクスリ、MDMA。押尾学が捕まったのもこのクスリ。合成麻薬の名で知られており、副作用が大きく、粗悪品も多いことから死者も出ている危険な薬物。それを取り引きするように動き、証拠としようとする怜二。ただ...

はーどぼいるどなアルバイト探偵くんと本物ハードボイルドなオヤジの事件簿。『アルバイト・アイ 命で払え』(大沢 在昌)【Kindle・ミステリー】

  名前にセンスがないようでセンスがある。アルバイトのプライベートアイ(探偵)だから、アルバイトアイ。いーじゃないか。 渋めの小説といえばそうなのだが、主人公は本人曰く「適度な不良高校生」である冴木隆くん、高校...

潜入捜査官と相手方会長とのファーストコンタクトの行方は!? 『土竜の唄(5)』(高橋のぼる)【Kindle・マンガ】

  実際のヤクザの会長はどんな雰囲気でどんな見た目なんだろう。チャンスがあったら1度目の当たりにしてみたいけど、その時は余裕が全くない状態だろうから、そんな時は一生来ない方がいいのかもしれない。 ヤクザへの囮操...

「ヤクザは7兆円産業ですから。」 『土竜の唄(4)』(高橋のぼる)【Kindle・マンガ】

  ヤクザは7兆円産業ですから。 本当かよ!と思ってちょっと調べてみるとあながちウソじゃないようです。海外とのやりとりを含めると7兆円ぐらいがヤクザの周りでうごいてるとのこと。ちなみに、7兆円は日本の電力市場よ...

一線を越えてしまった時には上下関係があったとしても闘いが起こる。 『龍-RON-(ロン)(3)』(村上もとか)【Kindle・マンガ】

  本当に許せないと思った相手にどう向き合うのか。男として、一人の人間として我慢できる範囲がある。縦社会の中だったら少々の理不尽には耐えられるし、耐えられなくてはいけない。ただ、一線を越えてしまった時には上下関...

理想主義で何が手に入るのか。手に入れたいものを手に入れるためには富と権力がないといけないのか。『龍(RON) (2)』(村上 もとか)【Kindle・マンガ】

  理想主義で何が手に入るのか。手に入れたいものを手に入れるためには富と権力がないといけないのか。まだまだ若い龍に突きつけられた現実。幼馴染みで恋い焦がれた相手を富と権力を持っている男が手に入れる様を目の当たり...

1928年、日本が他の国と関わりを持ち、大きなうねりの中に入っていた頃。何だか、物語全体から若さを感じる。 『龍-RON-(ロン)(1)』(村上もとか)【Kindle・マンガ】

  日本が何か変わろうとしていた、変わっていった時代、一人の男の物語。1928年、日本が他の国と関わりを持ち、大きなうねりの中に入っていた頃。何だか、物語全体から若さを感じる。登場人物は68歳になっていても若さ...

物事は一方からの視点では捉えられない。それを全ての事件を通じて伝えてくれる。 『弁護士のくず(3)』(井浦秀夫)【KIndle・マンガ】

  痴漢、社内セクハラ、親子関係、サラ金、暴力事件。男女間のハナシが主だった2巻に対して3巻は社会派。事件が起こった際に一斉に悪者にされる人たちの弁護をひねくれ弁護士、九頭が請け負う。 ピンチに陥っている依頼者...

こと、恋愛、男女間の問題になると我を失うのが人間ってものなのでしょうか 『弁護士のくず(2)』(井浦秀夫)【Kindle・マンガ】

  ひねくれてて、セクハラ発言当たり前で、裁判は勝てば良いと言って憚らない弁護士の九頭。ただ、物事の核心をつくようなコトバを投げる。亡くなってしまった元カノの娘を引き取る優しさを見せることもある。 ただ、その小...