1928年、日本が他の国と関わりを持ち、大きなうねりの中に入っていた頃。何だか、物語全体から若さを感じる。 『龍-RON-(ロン)(1)』(村上もとか)【Kindle・マンガ】

  日本が何か変わろうとしていた、変わっていった時代、一人の男の物語。1928年、日本が他の国と関わりを持ち、大きなうねりの中に入っていた頃。何だか、物語全体から若さを感じる。登場人物は68歳になっていても若さ...

物事は一方からの視点では捉えられない。それを全ての事件を通じて伝えてくれる。 『弁護士のくず(3)』(井浦秀夫)【KIndle・マンガ】

  痴漢、社内セクハラ、親子関係、サラ金、暴力事件。男女間のハナシが主だった2巻に対して3巻は社会派。事件が起こった際に一斉に悪者にされる人たちの弁護をひねくれ弁護士、九頭が請け負う。 ピンチに陥っている依頼者...

こと、恋愛、男女間の問題になると我を失うのが人間ってものなのでしょうか 『弁護士のくず(2)』(井浦秀夫)【Kindle・マンガ】

  ひねくれてて、セクハラ発言当たり前で、裁判は勝てば良いと言って憚らない弁護士の九頭。ただ、物事の核心をつくようなコトバを投げる。亡くなってしまった元カノの娘を引き取る優しさを見せることもある。 ただ、その小...

証拠を見つけるために自らの足を使って勝負する。そんな姿に懐かしさを感じる 『福家警部補の挨拶』(大倉 崇裕)【Kindle・本】

  何だか現代なのに懐かしい匂いがするミステリー。最初に犯人が事件を起こすところから描く倒叙モノ、またの名を古畑任三郎システムのミステリーだということだけじゃない。何だか、主人公にも犯人にも風情がある。厳しい人...

おじさんにとって、浜ちゃんは憧れになるのかもしれない。 『釣りバカ日誌(3)』(北見けんいち)【Kindle・マンガ】

  スーさん登場!キレもの社長!人事異動は関係なし! あまりにも有名な国民的釣りマンガ!誰もが知ってる浜ちゃんの相方、スーさん登場!初登場が3巻って何だか意外。最初から2人揃っていたと思ってました! 課長に誘わ...

本当にありそうだけど、何だか恐ろしさが底に通っている物語。 『千里眼 完全版』(松岡圭祐)【Kindle・本】

  テロ。宗教。悪しき西洋資本主義搾取社会。 万能鑑定士よりもちょっと怖くて、心をえぐってくる物語。SFチックな部分もあって、何だか怖くなりつつも、続編が気になる。 松岡圭祐が万能鑑定士Qよりも前に書いていた物...

嫁姑が一緒に暮らしているマンガって少ない気がする。『釣りバカ日誌(2)』(やまざき十三)【Kindle・マンガ】

  合体始め!部長釣り、姑登場。 相変わらず「合体」の二文字が随所に出てくる有名だけど、実はちょっとエッチなマンガの第二巻。新年初の「合体」など、縁起がいい(?)感じでスタートしたのも束の間、浜崎家に危機が訪れ...

信じることが難しい存在にどんな目線を向けるべきなのか、どんな視点があり得るのかを考えさせる。『職業欄はエスパー』(森達也)【Kindle・本】

  テレビは面白いと思ったらその人を使い倒して消耗してポイする。だから、あの人は今、みたいな番組に出てくる元芸能人の数は尽きないし、新しい人がドンドン出てくる。 オードリーの若林も「もっとたりないふたり」という...

釣りバカ日誌ってこんなにシモの話がたくさん出てくるマンガなのかぁ!ちょっとした驚きでした!『釣りバカ日誌(1)』(北見けんいち)【Kindle・マンガ】

  釣りバカ日誌ってこんなにシモの話がたくさん出てくるマンガなのかぁ!ちょっとした驚きでした! ハマちゃんが釣りバカになる前夜のお話から、釣りバカになっていくところが描かれる。 この頃はよき相棒、スーさんは全く...