軽やかに世界を彩る作品がいくつか「MOTコレクション光みつる庭/途切れないささやき 東京都現代美術館」

MOTコレクションということで東京都現代美術館の作品をテーマを置いて展示している。いくつかは見たことがある作品だったりもするのだけど、そうでないものもあって今回は「光みつる庭/途切れないささやき」というタイトルの通り、軽...

何とも言えない心を深くかき回す作品が並ぶ「Tokyo Contemporary Art Award 2020-2022 受賞記念展(藤井 光、山城知佳子)東京都現代美術館」

現代美術の賞を受賞した二人の作品が記念展として展示されている。新しいことを見せていく現代美術という世界の賞を受賞したということもあって新しいものを見せようとしていることを強く感じさせる。 中堅アーティストを対象に、受賞か...

建築で世界を紐解く、世界を見つめた教養人「吉阪隆正展 | 東京都現代美術館」

早稲田大学の建築科出身でル・コルビュジエで2年間働き、コンクリートの建築が専門であった吉阪隆正さんはヴェネツィア・ビエンナーレ日本館やアテネフランセなどの建築で知られているとのこと。あんまり詳しくないので初めて知って見た...

迫力のミニチュアセットへのこだわりに驚く。現実をつくる試みが特撮美術「井上泰幸展」東京都現代美術館

特撮美術の大御所である井上泰幸さんの生誕100年を記念した展示会があり、特撮はあまり興味がなくて見てこなかったけど気になって行ってみたら面白かったですわ。 特撮について井上さんが語っている文章が前半にあり、特撮美術とは「...

1人のデザイナーの歩みはウィーンと京都をつなげる「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー@三菱一号館美術館」

1893年にウィーンで生まれ、日本人と結婚して京都で働き1967年に亡くなったデザイナーの方の一生をとりまく人たちや自身の作品を通して感じることができる展示になっていた。 ウィーン工芸学校でデザインを学び、今はなくなって...

人が生きている場所が一瞬の出来事でなくなる現実と生きていた痕跡が生活と紐づく「特別展「ポンペイ」@東京国立博物館」

約2000年前の79年のヴェスヴィオ山の噴火で解決したポンペイの出土品を集めた展示がけっこう話題になっていたので行ってみた。歴史に触れた上で出土品が飾られているのだけど、まずは鮮やかな壁画に驚かされる。辻音楽師という鮮や...

日本の要素もありつつ、ミックスしたりしなかったり「ミロ展―日本を夢みて | Bunkamura」

パートナーに好きだと思うよーと言われて気になったので行ってみたスペインの画家の大規模展覧会は渋谷のBunkamuraでやっていました。1893年にバルセロナで生まれ、1983年にパルマで亡くなったジュアン・ミロの展覧会。...

荻須高徳の《アベスの階段》に惹かれ、日本のメセナの始まりを感じる「はじまりから、いま。 1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡—古代美術、印象派、そして現代へ | アーティゾン美術館」

  Wikipediaによるとメセナとは「企業が主として資金を提供して、文化・芸術活動を支援すること」で小学校か中学校の社会科の授業で学んだ言葉だったりする。株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎が美術品...