こんな気持ちが大切でしょう。他人ですから。『妻は他人だから夫婦は面白い』（さわぐちけいすけ）

結婚本紹介の第二弾はTwitterで考え方がおもしろいなぁと思うマンガ家さん。奥さんとのお話をいろいろ書いてるんだけど、共感することが多くてその内容をまとめた本が出るってことで買っちゃいました。

“昔ながら”とはちょっと違う夫婦のお話

今の妻との出会いから日常、そして、結婚と日常へ。そこには”昔ながら”の「妻は家事、夫は稼ぐ」なんつー考え方はなくて、それぞれの仕事・プライベートを尊重しながら夫婦である日々が描かれてる。

同じ家に住んでるけど、料理はそれぞれが作って家事もそれぞれがやって必要だったら声がけして自分もするという感じ。子どもはいない。

子どもがいないからそんな風にできると言われるかもしれないけど、子どもができたとしても”昔ながらのルール”ではないルールを作ってやっていくのかなぁと思わせる。

同棲する時のお願い。察するのは無理

別に結婚したから変わるわけでもないし、無理に変わる必要もない。で、一緒に住むならこんな感じでしょってのがいいなぁと。同棲する時のお話ではこんな感じ。

さわぐちさん：同棲するにあたり一つ頼みがある。「改善してほしいこと」は言葉にして伝えてほしい。察するのを期待されても徒労に帰すだけだと思う。

さわぐちさんの妻（当時は彼女？）：私も察する力は乏しい。お互いよく話すように心掛けよう

この考え方は大切だなぁと。「察してよ」って辛いっす。残念ながら。ごめんなさい。

社会に関する小ネタもおもろい。

3日書いて消えたデータに対して。

さわぐちさんの妻：消えてしまったデータはきっと、みんなの心の中に

さわぐちさん：ねぇよ！絶対に！

（文字にするとダメだぁ…）

望まれぬ祭についてもあるあるなんすよね。

ま、こんな気軽な結婚もあるし、結婚しないことも1つの選択肢だしってことでこんな人達もいるよーってのがよかったです。

結婚とは永遠の愛を誓って男性が女性を一生支えるもの。そうじゃない結婚もあるってのが大切だと思うんだけど、それを批判する人もいるから難しい。

結婚や子どもに関する考え方

結婚や子どもについてこんな考え方でいればいいかなぁと思う。

結婚している人はエラい。子供がいればもっとエラい。無意識に本気でそう考える人は意外と存在している。それ故に、

「まだ結婚しないの？」

「相手がいない？ダメよ…自分から動かないと…私の頃はね…」

「その年齢で未婚はマズいと思うけどなぁ…」

「結婚おめでとう！次は子どもだね！」

「子ども作らないの？

「子どもがいないと将来さびしいし絶対後悔するよ」

…なんてことを平気で言ったりする。悪気がないから余計にタチが悪い。

結婚自体についてもたしかになぁと思うお話が。いろんな幸せがあって自分の幸せを押し付けることほどめんどいもんはない。