「なんらかの好ましからざる事実を知り、絶望の淵に立たされたとしても、世界はそれ以前とはなにも変わっておりません。あなたが知らなかったというだけで、そのショッキングな既成事実は存在していたのです。自分の主観に基づき生じた動揺など、ただの気分の変化でしかありません。取り乱していたのでは冷静な思考など働こうはずもありません」
特等添乗員シリーズ内ではかなりの名言が詰まっているお話。
特等添乗員の浅倉 絢奈の恋人、壱条 那沖の父親は政治家。内閣官房長官まで上り詰めるも、今では下野し、野党になっている。そんな中、スキャンダルが発覚。そのスキャンダルは那沖の出生に関わる話で、冷静に聞くのが難しいこと。那沖だけではなく、絢奈も取り乱し、どうしたらいいのかがわからない。そんな中、絢奈の家庭教師代わりの能登 厦人が発するセリフが絢奈と読み手の芯を打つ。
冒頭のセリフの他にもこんな言葉がある。
「不本意だとか、不服だとか、ありえないとか、こんなことが起きるはずではなかったとか、そういう反発をいっさい捨てて、すべてを現実と受けいれるのです。時計の針は一秒たりとも戻せません。実際に起きてしまったことを嘆いても無駄というものです」
「自分の感情を優先したい衝動に駆られたときには、すぐにあきらめることです。他人に目を向けてください。客観的で冷静な思考が取り戻せます」
冷静じゃなくなってしまった時に頭の中で読み返したい言葉たち。
自分にとって信じられないことが起こったとしてもその信じられないことは元々目の前にあって、気がついていなかっただけ。
重いし、そんな風に思うのは大変だけど、芯に染みてくる言葉。
【手に入れたきっかけ】
好きなシリーズがAmazonでキャンペーン値下げされていたので!
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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