お仕事は戦争。殺し合うわけじゃないけど。『スカウト・デイズ』(本城雅人)

 

プロ野球のスカウトのお仕事は戦争。スカウトは職人。プロ野球選手と同じように1年ごとの更新となるスカウトの仕事は成果がすべて。もちろん、どんなお仕事も成果が大切なんだけど、ここまでを求められる仕事は限られているんだろうなぁと。

社会人野球の日本選手権は少し前にやっていた都市対抗野球ほどは盛り上がらない。でも、ドラフトの前に開催された場合は最後のアピールの場になり、選手たちも気合が入ってる。そんな日本選手権の場にいるのはガミさんを筆頭にしたとあるプロ野球チームのスカウトたち。

主人公はプロ野球選手としての生活を3年で終えて自分をスカウトし、他の球団のスカウトから恐れられている堂神チーフスカウト率いるチームに入ったクメジュンこと久米純也。ドラフト会議を目の前にした日本選手権から4年後のドラフト会議までの4回のドラフト会議までの毎年の戦いが描かれる。

スカウトの仕事として地区や大学の担当を持っていることや和式トイレの家の方が投手として大成する話、ドラフト指名の決め方の4つの方法など興味を持つ人も多いであろうスカウトの仕事のお話は楽しい。でも、メインはスカウトの現場で戦う男たちの戦い。こんなことあんのかと思いながらもスカウトの内情をのぞき見した感じで楽しめる。

野球好きのおっさんは楽しいでしょう。女性は内助の功的に描かれるぐらいなので、女性は好きじゃなさそうですがね。野球をちょっとかじった身としては好きですよ。

なんで最初に日本ではないところからお話が始まるかも最後にまとめてきます。

【手に入れたきっかけ】

Kindleでセールの対象になっていたので

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。