工夫して現地に飛び込んでいくこと。そして言語を習得すること。『日本人が海外で最高の仕事をする方法 ― スキルよりも大切なもの』(糸木公廣)【Kindle・本】

 

確かにそうだなぁと思いながらもこれをみんな出来るのか…?と思うところもあり、全員がここまでやらなくても…と思ってしまう自分はアマアマなのかなぁとちょっと考えちゃいますわ。

28才でトレーニーとして1年間働くことになり、半年が過ぎてそこそこ仕事はできているんだけど、なんだかピリッとしない自覚があったりして買ってみました。

ソニーで9か国に赴任してヨーロッパ、東南アジア、インド、韓国などを渡り歩いた方の本で海外で働くうえで大切なことが筆者の体験をもとに紹介されている。

「人志向」であること、「オープン」であること、「多角的コミュニケーション」をとること。当たり前だと思いながらも現地で働いている大半の人ができていないことをやってきたことが社長賞を2回も受賞する結果につながっているんだと思うんです。

そこそこ仕事で現地の人に関わって自分のペースで働ければなんとかやっていける現場もあってそれ以上溶け込むために入っていかない人が多いでしょう。私もこのままだとそうなっちゃうなぁとちょっと不安になったりしてるので、もう一歩踏み出そうと決心した次第です。

加えて直接は言及されないけど現地の言葉を習得することの大切さが嫌というほど伝わってくるんですよね。プレゼンテーションのイントロダクションをその現地の言葉でできるようになるってそこそこ大変ですよ。でも、まあ、そうだとタイで実感してます。

特に気になったトピックは障がい者雇用のお話。体に障がいを持っている人でも優秀な人はいて海外オフィスの経営に関わっていた頃にバックオフィスに障がい者を雇うことにした話が出てくる。

日本では大企業に対して一定割合の障がい者の雇用が義務付けられているけどそんな制度がない途上国で自発的にそんな施策をうつことはとっても大切なんだと現地の貧富の差や障がい者への厳しい目線を見ていろいろ考える中でヒントになりましたわ。

全部を100%やるのは難しいけど、エッセンスをあと半年の駐在に活かしていこうと思うんです。



【手に入れたきっかけ】

駐在生活の中でモヤモヤしている部分もあって買ってみました。

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。