鉄道の物語の裏には人と人のお話『誰も語りたがらない 鉄道の裏面史』(佐藤充)

 

福知山線脱線事故や地下鉄サリン事件になど、大きな事件が鉄道に関わることは多い。古くは国鉄の総裁が轢死体として発見された下山事件もある。

そんな鉄道に関する事件を集めてなにが起こったのかを明らかになっている範囲でまとめている。私が電車に乗り始めたときにはすでになくなっていた国鉄の労働組合の活動は今の労働組合の活動と並べることも難しいものだなぁとしみじみ。ここまで労働者の力が強かったのかと正直、驚く。

この本の自分のクライマックスは西武王国を作った堤康次郎がたどった複雑な女性遍歴だろう。職員が交代で墓守をするような存在である堤康次郎が関係を持った女性の複雑さに前近代的な匂いを禁じえない。

【手に入れたきっかけ】

Kindleで気になったので

【オススメ度】

★★★☆☆

The following two tabs change content below.

小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。