松井優征のメディア批判がつまっていたような19巻だった 『暗殺教室 19』(松井優征)【マンガ】

 

松井優征のメディア批判がつまっていたような19巻だった。

著者が何巻かの袖で言っているようにPTAから怒られそうなタイトルなんだけど、内容はいたって真面目で子供ができたらぜひ、勧めたいと思う。

いい子ちゃんが語るような正論だけでなく、みんなが等しく幸せになるようなハッピーエンドでもなく、子どもたちが将来、目の当たりにすることになる社会を見せてくれるうえに松井優征なりの社会への向き合い方が込められているように感じる内容になっている。

今回はメディア論と大人論っぽい。暗殺教室の存在が社会に知られ、”かわいそうな少年・少女たち”として取材をしてくるメディアや、ごもっともな正論だけを語る大人が出てくる。

生徒の1人が必死に殺せんせーについて弁明している姿をチャンスのように群がる大人の姿は少し前だったら舛添さんを寄ってたかって吊るしあげるメディアに重なる。

そんな中での生徒たちの行動に読んでいる自分はうれしくなる。終わりが着々と近づいている中で松井優征がメディアをどう見ているのかが描かれていたように感じる。



【手に入れたきっかけ】

気になって買い続けているマンガの1つ!

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。