靖国神社で何が行なわれているのかを知るためにも。「靖国 YASUKUNI」

最初に「この中で語られていることはその話し手個人のもので、会社は会見ない」という注意書き。そんなのは、どの映画も一緒。でも、この映画だからこそ、そう書かれているんだと思う。それだけ、いろいろなものを巻き起こした作品。とりあえず、見る。
刀匠が刀を振り回すシーンから始まる。真っ黒な手。刀を作る際の水ぶくれ。
刀奉納の感謝状。靖国神社宮司から。靖国刀の話から。
そして、靖国神社の様子。何かの式典かな。高く日本国旗を掲げて境内に入っていく。「大東亜戦争休戦60周年」で戦没者の精霊の御霊を哀悼する。8月15日。終戦記念日なのか、敗戦記念日なのか、休戦記念日なのかもしれないけど。旧日本軍の制服で整列。行進。
終わったら何事もなかったかのように人が歩く。そして、天皇陛下万歳。
現役最後の靖国刀匠の話へ。刀を作っている様子。壮絶だ。
小泉首相が靖国神社参拝について語る。「心の問題に介入することは理解出来ない」。政教分離の原則があることは脚注として入れておく。
おばあちゃん2人の話に。というか、一般市民が靖国で語っているシーン。小泉首相を支持するアメリカ人。そこでもめてる。アメリカの旗を掲げているから。ここは日の丸を掲げる場所だと怒る。かなりの緊迫感。このシーンは凄い。そして、その日本人の行動を他の日本人が謝る。「日本人は今のような人だけではないから。」
職員らしき人が詰め寄る。許可がないとアメリカ国旗を上げてはダメ。警察まで出動。なんで、ダメなんだろう。日本国旗はいいのに。混乱の元になるからって。
後ろで「広島を忘れないぞ」と英語で怒鳴るアメリカ人。「日本をバカにしているのか」とも。すごい映像だな。これは、とにかく見ないと分からない。「第2次大戦を忘れないぞ。」とも。
南京大虐殺を否定する署名運動。
また、刀匠の語り。
そして、日本での台湾人のデモ。警察とのもみ合い。台湾人合祀、小泉首相参拝についても。台湾人の語り。
合祀取り下げの依頼。靖国神社の宮司はカメラを嫌がる。「侵略神社から名前を消して欲しい」という依頼。
刀匠がまた出てくる。出征の話。戦争について語る。
東条英機の合祀についても。
「今の若者には大和魂がない。」と語るおじいさん
侵略戦争について、虚偽の歴史と語る博物館のような場所。
戦没者追悼の集いの映像も。自分は、なんか、異常な光景にも見えた。君が代の斉唱。野次が入り、抗議も入る。止めているけど、運営側が完全にスリーパーで暴行してる様子。君が代の横で怒号が飛び交う。「中国に帰れ!中国人!」と怒鳴り続ける。完全に人種差別発言だと思うけど。靖国神社は特定の人のものだけじゃないと思うけど。また、もみ合い。完全に殴られている。血だらけ。小泉首相靖国神社参拝について反対している学生。無理やりパトカーに入れられる。
飛んでいるヘリコプター。そして、小泉首相が現れる。参拝する。
また、刀匠へ。小泉首相の靖国神社参拝について話す。部屋にある昭和天皇の話のテープ?を聞く。
昔の映像へ。靖国刀が使われている映像から、残虐なもの。そして、昭和天皇。
この映画は上映への抗議などで話題となった映画。靖国神社を扱ったこともそうだけど、中国人監督が撮ったことも問題になった。
内容としては、表の事象を捉えた報道映画のようにも見える。そこから感じ取るのはそれぞれなんかな。一応、見ておくべき内容。靖国神社で何が行なわれているのかを知るためにも。☆5つ。
今日は終戦、休戦、敗戦記念日です。

靖国 YASUKUNI [DVD]
刈谷直治, 菅原龍憲, 高金素梅
CCRE ( 2008-10-01 )

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。