朝日新聞が調査した歴代内閣の支持率が全て載っている。このデータだけでも価値がある。『世論調査と政治』

世論調査の研究。というのを自分の学士論文のテーマ。世論調査を語る人はとても多い。マスメディア不信と相まってマスメディアが行う世論調査について、多くの人が語るようになっている。もちろん、多くが批判の方向で。
まあ、自分はネットの世論調査を含めて研究対象にしようと思っている。大変そうだけど。
そんな世論調査を語る中で新聞の世論調査を語った本の中では一番いいものであるように思える。まあ、筆者が朝日新聞の人間だからこそなんだが。支持率政治になっていることに触れてから世論調査が始まった吉田茂内閣からこの本が書かれた麻生内閣までの内閣と支持率の関係が書かれている。ここまでだけだと、ただの内閣支持率物語にすぎない。
でも、この本ではそれぞれの内閣と支持率の関係を語る中で、それぞれの支持率の性格まで語っている。「なんとなく」支持の小渕首相。「支持率危機管理」の小泉内閣などである。また、新聞の世論調査の担い手だからこそ、少し世論調査を擁護しすぎかな。と思うけど、それはご愛嬌としておく。
新聞の世論調査と政治がどれだけ世論調査の影響を受けてきたのか。ということを学ぶにはとてもいい本。最後には朝日新聞が調査した歴代内閣の支持率が全て載っている。このデータだけでも価値がある。☆4つ。
また、いろいろ書きます!
1. 世論調査の回数が増えているという事実
2. 支持率に影響を受ける政治家。そして、政治家によって変わる支持率
3. 世論調査の基礎。種類、作り方、テーマ
4. 調査した時に・・・方法と信頼できる数字
5. 調査の担い手としての責任
6. 世論調査を読み取るために大切なこと、世論調査は「世論」調査ではない

思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。