最後に書いた感想がこれ。
「ココデハナイドコカ」と比べて、映画らしい。と感じました。それが、逆に綺麗過ぎる映画として終わってしまうんじゃないか。と思ったけど、観終わった際には、そこまで綺麗ではなく、ドキュメンタリーとして成立している。
いろんなセクシャルマイノリティを関西レインボーパレードというセクマイのパレードを中心にみていく。ゲイの監督が撮影も行っている。
「戦中派だから想像できない」とかの発言をお年寄りは行うことを
嫌だと感じている監督の気持ちが画面越しでも伝わってくる。
レズビアン、ゲイ、トランスジェンダーなどいろいろなセクマイが出てくる。
結婚をして、それが崩壊したセクマイが2人ほど出てくるのは、
分りやすさを求めているのかも。と思った。
世間の風当たり、許されない社会。
精神科に行くセクマイも居る。
トランスジェンダーがマスターベンションも語る。
マジョリティの中でたくさん出てくる男女絡みの話や、自分が男だとは認識したくないという気持ち。
「死んでもかまへん」と取れる言い方。
わかってもらうための努力をしないといけない。
という、普通にはない苦労。それを理解しない
好き勝手なことをしているじゃないか。というマジョリティの理論武装。
「そんなすぐに変わらない」という現状。
義務だったSEXや包丁を突き付けられた話。
パレードを「しみじみと歩いてる」
被写体に強く迫り切れているとは思えない。
監督がいろいろな働きかけを被写体にしているようだし、
その点で「客観的」と言われるドキュメンタリーとは大きく離れる。
(もちろん本当に「客観的」なドキュメンタリーなんてあり得ないけど)
でも、「しみじみと歩いてる」というタイトルのつけ方は文句がない。
汚い部分も被写体と監督の関係上、撮れていてもおかしくないのにそれがない。
弱いんじゃないかな。と思ってしまう。ゲイの監督の視点からセクマイの人が持っている、人間誰しもが持っている本当の醜い部分を切り捨てたように見えるのは残念。監督の話からもそういう部分があると言っていたのに。だけど、良質。☆4つ。
思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩
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