大勢の人が1つの見方しかしていない状況で、違った見方を提示する。これは間違いなく必要なこと。 『爆笑問題の日本原論』

1994~1996に爆笑問題が『宝島30』という雑誌で行なっていた連載をまとめたもの。
内容は

「一日仕事をして疲れたサラリーマンが、
帰りの電車の中で頭を使わずに読んで笑えるような文章」(P220)

であり、

「爆笑(問題)さんがステージでやっている漫才」(P221)

なので、2人の掛け合いでいろいろな社会問題が語られる。
中には文章だからこその面白さを使っているけど、
基本はここから15年経っているけど今でも変わらない2人の社会風刺に尽きる。
この時期は細川首相が辞め、尾崎豊が死に、アトランタオリンピックがあり、
0-157が流行った時代。そして、連載がまたいでいる1995年には地下鉄サリンなどの
オウム関連の事件が起こり、阪神・淡路大震災が起こっている。社会科学や
メディアの研究ではいろんなモノが変わったと言われる1995年をまたいで色んな事を
この2人が語っている。
自分にとっては、やっと物心がついてきた時期。
細川首相の話は覚えていないけど、0-157や阪神・淡路大震災の記憶はなんとなくある。
爆笑問題の2人の辛口は今も昔もそんなに変わらない。
大勢の人が1つの見方しかしていない状況で、
違った見方を提示する。これは間違いなく必要なこと。
タイムリーじゃないだけ残念だけど、この頃の知識を少し得ることが出来る。
☆4つ。

爆笑問題の日本原論
爆笑問題
宝島社 ( 1997-01 )
ISBN: 9784796611800

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。