何かマンガを読みながら異文化の事や言語のことを知りたい人にはオススメ。『ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。』

今はなくなってしまったけど、１年前ぐらいまでは通学路であるJR中央線のモニターで流れていたアニメの原作。そのアニメが面白かったので見かけた時に衝動買いをしてしまった。
ハンガリーとイタリアの血を受け継いで、日本で研究を行っている男とお付き合いをしている（結果的には結婚したらしいけど）漫画家がその同棲生活についてマンガにしたもの。
こひやま家では『あたしンち』が大流行で、食事中にも話題に出るんだけど、このマンガは少し真面目な言語の話が入った『あたしンち』という感じ。確か、ドラマか映画になったはず。
異文化交流や様々な言語について語るのを日本人の視点から知ることも出来る。そして、クスリとする話も。『あたしンち』はほぼ100％お笑いとほんわかを目的にしたものだと思うんだけど、このマンガは50％ぐらいは勉強になる。それ以上に感じることは作者の政治的とも言えるメッセージがストレートに出されている箇所があること。日本人のユーモアや謙遜のおかしさ、外国人にもいろいろ。という話。一番は不動産選びの時に話の際に

P55　「外国人」ってひとくくりにしないで、一人一人をみてくれるようになるといいんだけどね

という語りもある。なんかいい。最後はほんわかだし。ちょっと何かマンガを読みながら異文化の事や言語のことを知りたい人にはオススメ。☆4つ。

ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。

小栗左多里
メディアファクトリー ( 2002-12 )
ISBN: 9784840106832

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