少しお金持ちな家庭に生まれ、女子アナになり、フリーのラジオパーソナリティになった筆者の自分語り。その自分語りの素晴らしさに☆5つ。
自分語りの難しさはどれだけ自分の弱みをさらけ出せるか。ということだと思う。人は自分の強みや良かったことに関しては語り上がる。でも、本当の自分の弱みやダメだったことについては語りたがらない人が大半だろう。その中で、この小島慶子さんはほとんど自分のダメだったことや弱さを語る。それは、決して大きなスケールのものではなくて、読み手に「あなたにも似たようなことがあったんじゃない?」と言っているようにも感じる。自分語りをしながら、読み手語りをさせる本。
また、子育てや自分が所属していたアナウンサーや今でも所属しているマスメディアについての率直な意見が見える。子育てについては「小島慶子の子育て論」として一冊の本が書ける位、多岐に渡って書かれている。お受験、いじめ、食事などについて。それは全て、「どうやって我が子と向い合ってきたのか」ということ。それを恥ずかしいまでに語っている。アナウンサーについても、特別に扱うわけでもなく、卑下するわけでもなく。自分とアナウンサーという職業の関係について考える。マスメディアについては、ラジオの可能性や良い点について、多く語られている。その中でも、
P82 生身の人間同士ですから、価値観だってそれぞれ違うわけで、誠実に自分が感じたことを伝えようと思ったら、あらゆる人に納得してもらえるような意見が言えるわけがないのです。
ときっぱり言い切れる事の価値。みんな正直、そう思っているけど、クレームを気にするマスメディアの中でそう言い切れる事は価値のあることだろう。
また、子育てで大切なことについて、
P103 大切なのは、子どもをどんな学校に入れるかとか、どんな環境で育てるかということではなく、それ以前に、ノーブランドで生きる姿勢を身につけさせることなんじゃないかと思うのです。つまり、何かの権威に頼るのではなく自分の魅力で相手を説得することです。またそのように相手を見ることです。それが、大切なことを見抜く力や優先すべき事柄がわかる力という、本質的な能力につながると思うからです。
と語る。そんなノーブランドの魅力が大きく問われる仕事、等身大の人間としての魅力が大切なラジオパーソナリティである小島慶子さんはノーブランドで、自分の魅力で多くの人をひきつけている。その魅力は決して誰にも真似できないものではなく、少しの勇気の積み重ねで生まれた本気の優しさと自分語りの素直さなんだと思った一冊。悩んでいる人、悩みそうな人、悩んでいた人。つまり、ほとんど全ての人に読んで欲しい。
思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩
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