とんでもないモンスターと、それを見て楽しむ「ただ単に遠くから嫌味を言ってるヤツ」の生態が詰まっているコンビの本 オードリー『オードリーの悪いようにはしませんよ。』

「全力で悲しんだりしたいけど、その部分がない」。
そんなおかしなモンスターであるのがオードリーの春日さん。
そして、「元々ゴールに立っているモンスター」である春日に
「近づいていく物語」であるオードリー(P70の話から)の本。
ラジオでのしゃべりをまとめた『オードリーのオールナイトニッポン1年史』、
売れていないころのトークライブをまとめた
『オードリーの小声トーク 六畳一間のトークライブ』に続く、
春日俊彰、若林正恭という2人組であるオードリーというお笑いコンビの本。3冊目。
やっぱり、好きだなぁ。と思いつつ、紹介させてもらいます。
この本は、2008年の11月から『TVぴあ』で続いている
「オードリーの悪いようにはしませんよ。」という連載をまとめたもの。
2008年11月19日号分から、2011年3月16日分までが収録されています。
内容としては、読者から送られてくるテーマについて2人が話し、
そのやり取りがそのまま台本形式で文章になっています。
「クリスマスの思い出」・「学生時代の修学旅行の思い出」というような
昔の思い出話から、「オードリーのお二人は草食系男子ですか?」、
「子どもは何人欲しいですか?」といったような今のプライベートについて。
「部屋に霊がでます。どうしたらいいですか?」
「自分を和菓子に例えると何だと思いますか?」といったネタ的な要素を含んでいるもの、
「相方がひとつお願いを聞いてくれるとしたら?」
「オードリーはどうやって結成されたの?」というようなお笑いコンビだからこそ。
という質問まで、多岐にわたる。それに加えて、単行本だからこその、両親からの質問に
答える箇所や、春日さんの「はじめに」と若林さんの「終わりに」が加えられています。
もう一つ、写真で質問に答えるコーナーも加えられているけど、この写真は
「キャーキャー」言っている女の子向けでもあるけど、2人の悪ふざけも出ている。
2人のやり取りは本当に面白い。鈴木おさむさんが「お笑い芸人の背骨がある」と言い、
今でもオールナイトニッポンで自分達の番組を続けられている力が表れている。
ラジオでの会話を本にして、ノリがあまり伝わってこないのでイマイチだった
『オードリーのオールナイトニッポン1年史』に対して、
元々読まれることを前提に構成されているので、読んでいて笑える。
確かに「おわりに」で「この本には基本的に生きる上で役立つ情報は一切載っていません。」
と若林さんが書いている通りなのかもしれない。
でも、「生きる上で役立つ本」であると思う。「生きる上で役立つ情報」はないけど。
「生きる上で役立つ2人」だからこそ、2人は今でも活躍し続けている。☆4つ。
とんでもないモンスターと、それを見て楽しむ
「ただ単に遠くから嫌味を言ってるヤツ」の生態が詰まっているコンビの本。

思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。