(ネットの献本サービスで頂いた一冊です)
【ポイント】
1,「ホームズとワトソン」でなければならない物語。
2,みんなの前で謎解きをしない、世界で一番有名な探偵の復活。
3,ワクワク。いくらお金を積んでも復活して欲しい探偵、シャーロック・ホームズ。
「ホームズとワトソン」。
「ホームズとヒポクラテス」でもなく、「ポアロとワトソン」でもなく、「ワトソンとホームズ」でも違和感がある。「ホームズとワトソン」でなければならない。
そんな風にまで思える、ミステリーの象徴、シャーロック・ホームズと助手のワトソンの物語。
宿敵との対決で滝壺に消えたはずのシャーロック・ホームズが復活し、再度、表舞台から去るまでの事件の中からワトソン助手が選んだ刺激的な13の話が収められています。もちろん、「選んだ」というのは、小説の中での設定上の話でございますが。
シャーロック・ホームズの物語は読み手が解決前に謎解きをするのをあまり望んでいないように思える。こんな結末ありかよ、と思う事件もあり、謎解き出来るものではないように思えるし、事件編と解決編がはっきり分かれているわけではない。最近のよくある推理小説や漫画のように登場人物を集めて注目を浴びて結論を語るのではなく、ホームズ成の解決を個別に行う。
そして、その解決方法に読み手は納得し、正しいと思い、ホームズに乗っかり、このシャーロック・ホームズという物語にはまっていく。
あとがきによれば、このホームズの復活は大金が支払われるという条件で達成されたらしい。このワクワクするものが立ちには大金を支払う価値がある。私の希望としては、この2012年、ロンドンでオリンピックが行われている今こそ、ホームズには復活して欲しい。
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